インコネルやチタンが切削で削れない――それは放電加工で解決できます。
放電加工は工具を当てずに電気の放電で金属を除去する非接触加工。加工硬化や工具摩耗が起きず、 硬さ・強度に関係なく難削材を加工できます。細穴・深穴・複雑形状も対応、最短即日でご相談に応じます。
☎ 難削材の加工を相談する(0561-55-7560)インコネル・チタンが「削れない」のは硬さだけが理由ではない
インコネル(ニッケル基耐熱合金)やチタン、ハステロイなどの難削材は、単に硬いから削れないのではありません。 切削加工特有の3つの性質が、工具を急速に痛めて加工を止めてしまいます。
加工硬化・高温強度・低熱伝導という3つの壁
- 加工硬化:刃が当たった表面が硬くなり、削るほど削りにくくなる。
- 高温強度:加工で発生する高温下でも強度が落ちず、工具に大きな負荷がかかる。
- 低熱伝導:熱が逃げず刃先に集中し、工具摩耗・欠損や構成刃先を招く。
この結果、切削では工具寿命が極端に短く、寸法精度や仕上げ面の維持が難しくなります。
なぜ放電加工なら難削材を加工できるのか
放電加工は、電極とワークの間に放電を起こし、導電性の金属を溶かして少しずつ除去する加工法です。 切削とはまったく原理が異なるため、難削材の弱点をそのまま回避できます。
切削力ゼロだから加工硬化も工具摩耗も起きない
放電加工は工具(電極)をワークに押し当てません。機械的な力が加わらないため、 加工硬化が進まず、切削のような激しい工具摩耗や欠損も起きません。難削材ほど放電加工の優位性が際立ちます。
導電性さえあれば硬さ・強度に関係なく除去できる
放電加工で重要なのは硬さではなく電気を通すかどうかです。 インコネル・チタン・ハステロイなどはいずれも導電性の金属なので、硬さや高温強度に関係なく加工できます。
放電加工で対応できる難削材
- インコネル・ハステロイなどのニッケル基耐熱合金
- チタン・チタン合金
- ステンレス(析出硬化系を含む)
- モリブデン・その他の高融点金属 ★(対応可否は要確認)
- 焼入れ鋼・超硬・タングステンなどの高硬度材
切削・レーザーとの違い
| 項目 | 放電加工 | 切削加工 | レーザー加工 |
|---|---|---|---|
| 難削材への適性 | 硬さ・強度に関係なく加工可 | 工具摩耗が激しく困難 | 反射率・板厚で制約 |
| 加工力 | 非接触(力ゼロ) | 大きい(加工硬化) | 非接触(熱) |
| 細穴・深穴・複雑形状 | 得意 | 難しい | 板物中心 |
| 精度 | 公差±0.01mm/Ra0.1μmレベル | 材により低下 | 用途依存 |
対応できる形状・精度
当社は形彫・ワイヤー放電加工に加え細穴加工に対応し、難削材でも以下のような加工が可能です。
- 公差±0.01mm、面粗さRa0.1μmレベルの高精度仕上げ
- 深穴350mm・ワーク高さ1,300mmまでの大型・深穴 ★(難削材での適用範囲は要確認)
- 細穴・微細穴、角穴や複雑な内部形状
変質層(再鋳層)への配慮
放電加工では加工面にわずかな変質層(再鋳層)が生じます。航空・医療など厳しい用途では、 仕上げ条件の調整や後加工で変質層を抑える・除去する対応が可能です。 要求品質をお知らせいただければ、最適な加工条件をご提案します。
費用・納期の目安
費用・納期は材種・形状・精度・数量によって変わります。図面や写真をお送りいただければ無料でお見積りします。 緊急の場合は超特急体制で対応します。
依頼の流れ
- お問い合わせ:材質(インコネル等)・形状・要求精度をお知らせください。
- 確認・お見積り:図面・写真から対応可否・費用・納期をご回答。図面なしのご相談もOK。
- 放電加工:難削材に最適な条件で加工します。
- 検査・納品:精度を確認しお届けします。
よくあるご質問
Q. インコネルやチタンでも硬さは問題になりませんか?
A. なりません。放電加工は硬さや高温強度ではなく導電性に依存するため、難削材でも安定して加工できます。
Q. 切削で工具がすぐ摩耗してしまいます。改善できますか?
A. 放電加工は非接触で切削力が加わらないため、加工硬化や工具摩耗の問題自体が起きません。
Q. 図面がなくても相談できますか?
A. はい。現品や写真からでもご相談いただけます。まずはお問い合わせください。
放電加工ひとすじ40年。超硬・インコネル・チタンなど全材質を量産対応。複数台体制で供給を止めず、NDA・加工データ提出にも対応します。図面1枚から、最短即日でお見積りします。

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