放電加工の「工程だけ」を、外に出す。
社内設備を空けて、量産を回す方法。
「社内の放電加工機が一部の量産品で占有され、他が回らない」「繁忙期だけ放電工程が逼迫する」——そんな時の選択肢が工程外注(工程請負)です。部品まるごとではなく、放電加工の工程だけを専門工場に任せる仕組みを、放電加工ひとすじ40年のGAP.EDMが解説します。
量産品の生産で「特定の工程だけがボトルネック」になることは珍しくありません。とくに放電加工は専用設備と熟練が要るため、社内で抱えると設備占有・人の張り付き・繁閑差が問題になりがち。その工程だけを外に出すのが工程外注です。
工程外注(工程請負)とは?
工程外注とは、製品の製造工程のうち特定の工程だけを外部の専門工場に委託することです。「部品をまるごと外注する」のとは違い、社内の生産ラインに組み込んだまま、放電加工の工程だけを切り出して任せるのが特徴。支給された材料・半製品に放電加工を施して返す形が一般的です。
| 項目 | 工程外注(工程請負) | 部品まるごと外注 |
|---|---|---|
| 委託範囲 | 放電加工の工程だけ | 設計・材料・全工程 |
| 主導権 | 自社が生産を主導(工程だけ委託) | 外注先に大きく依存 |
| 向く場面 | 社内設備の占有解消・繁忙期のキャパ調整 | 自社に設備・技術が無い部品 |
なぜ放電加工の工程を外注するのか
量産品が放電加工機を占有し、試作や他案件が回らない。工程を外に出せば社内設備に余裕が生まれます。
毎月の流動や繁忙期だけ放電工程が逼迫。社外の専用ラインを”伸縮するキャパ”として使えます。
放電加工機の導入・維持・熟練者の確保はコスト大。工程外注なら設備投資なしで量産を回せます。
放電加工の工程請負で対応できること
- 加工種別:形彫放電・ワイヤー放電・細穴放電のいずれも対応。
- 材質:超硬・インコネル・チタン・ステンレス・各種鋼まで全材質を量産対応。
- ロット:小ロット多品種から、月産100個〜数千個規模まで。
- 受け方:支給材・支給品(社内で加工途中の半製品)への放電工程だけを請け負い可。
- 工法転換の提案:切削で苦労している工程を放電へ置き換える提案も(コストダウン)。
品質と供給の安定(任せる前の確認ポイント)
- 品質の作り込み:加工条件を確立し全数同条件で再現。機上での寸法確認+工程内測定(一般保証公差±0.01mm)。
- データ提出:加工条件・位置などの機上データの記録を提出可能。
- 供給安定(BCP):複数台で同条件を再現・バックアップ。詳しくは 品質保証・検査体制。
- 機密保持:NDA(秘密保持契約)に対応。図面・支給品を厳重管理。
工程外注の進め方
外に出したい工程と図面を共有。可否と概算を最短即日で回答。
加工条件を確立し品質を確認。受け渡し・梱包も取り決め。
確立条件を全数再現。複数台でバックアップしながら安定供給。
内示・繁閑に合わせて数量を調整。継続取引へ。
こんな会社に向いています
- 社内の放電加工機が量産品で占有され、試作・他案件が回らない(生産技術)
- 繁忙期だけ放電工程が逼迫し、社内だけでは間に合わない(生産管理)
- 放電加工機の新規導入は避けたいが、量産は受けたい
- 協力工場の廃業・キャパ不足で、放電工程の受け皿を確保したい(→ セカンドソース確保)
よくあるご質問
A. はい。支給材・支給品(社内で加工途中の半製品)に放電加工の工程だけを施してお返しする「工程請負」に対応しています。
A. 可能です。繁忙期のキャパ調整としてのご利用も、継続的な工程請負もどちらも対応します。
A. 図面があれば加工条件を当社で再構築して再現します。データが古い・一部不足でもご相談ください。
A. NDA(秘密保持契約)に対応し、図面・支給品を厳重に管理します。
放電加工ひとすじ40年。超硬・インコネル・チタンなど全材質を量産対応。複数台体制で供給を止めず、NDA・加工データ提出にも対応します。図面1枚から、最短即日でお見積りします。

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