図面が古い・データが無い量産品の
外注引き継ぎはどこまで可能か
「図面が古い」「3Dデータが無い」「前の工場しか作り方を知らない」――こうした量産品の外注引き継ぎは、よくある悩みです。どこまで引き継げるのか、何があれば移管できるのかを、放電加工の専門工場の立場から正直にお伝えします。
1. よくある「引き継げない」状況
協力工場の廃業・撤退で量産品の外注先を変えるとき、次のような状況がよく起こります。
- 前の工場が加工条件・段取りのノウハウを持っていて、こちらには図面しか残っていない
- 図面が古く、現行の材質・規格と食い違っている
- 図面の一部が読めない・欠落している
- そもそも図面が無く、現物しか残っていない
2. 引き継ぎに最低限必要なもの
- 図面(紙・PDF・DXFいずれか):寸法と公差が分かれば、加工条件は当社で組み直せます。
- 現物サンプル(あれば):図面が不完全でも、現物があれば形状を把握しやすい。
- 過去の不具合・要点(あれば):「ここがシビア」等の情報があると立ち上げが早い。
3. 図面しかなくても引き継げる理由
放電加工は、図面の寸法・公差さえ分かれば電極設計と加工条件を一から組み立てられます。3Dデータや前工場のノウハウが無くても、40年の経験で「この形なら、この条件」を再構築し、量産で再現します。これが放電加工の引き継ぎのしやすさです。
4. 現物・データ復元のプロセス
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 確認 | 図面・現物・要求を共有。加工可否と概算を最短即日で回答 |
| 2. 採寸・復元 | 図面が不完全な場合は現物から採寸し、必要な寸法を補完 |
| 3. 試作・初物 | 加工条件を確立し品質を確認 |
| 4. 量産・継続 | 確立条件を全数再現。供給を止めずに移管 |
5. こんなケースもご相談ください
- 図面が古く現行規格と食い違う
- 寸法の一部が読めない・欠落(現物から補完)
- 前の工場が廃業し作り方を聞ける人がいない
よくある質問
A. はい。寸法・公差が読めれば加工条件を当社で組み直して量産再現します。2D図面のみでも対応します。
A. 現物サンプルがあれば形状を採寸して補完できます。読める範囲でお送りいただければ可否を判断します。
A. 必須ではありません。2D図面や現物から加工条件を再構築できます。
A. 図面があれば電極設計・加工条件を一から組み直して再現します。協力工場の廃業からの引き継ぎ実績があります。
A. 現物からの採寸・データ復元(リバースエンジニアリング的な対応)を含めてご相談いただけます。
A. 現行の材質・規格に合わせた提案も可能です。図面を拝見して最適な進め方をご提案します。
A. 形状・数量によりますが、図面があれば加工条件の確立→試作→量産とスムーズに進められます。供給を止めない移管も可能です。
A. はい。供給が止まる前のセカンドソース確保の相談を歓迎します。平時に試作で品質を確認しておくと安心です。
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