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【図解】ワイヤー放電加工(ワイヤーカット)とは?形彫放電との違いを解説

技術解説2026.03.10

ワイヤー放電加工(ワイヤーカット)とは?
メリット・デメリットと形彫放電との違い

「ワイヤー放電加工」は、高硬度材や複雑な輪郭を精密に切断できる不可欠な技術です。本記事では、ワイヤー放電加工の原理やメリット・デメリットを解説するとともに、「形彫放電加工」との決定的な違いや使い分けについて、放電加工専門工場が徹底解説します。

  • ワイヤー放電加工(ワイヤーカット)の仕組みと原理
  • ワイヤー放電のメリットとデメリット
  • ワイヤー放電加工と形彫放電加工の決定的な違い
  • 「ワイヤーではできない」と言われた加工の解決策
  • ギャップ・イーディーエムの一貫対応体制

ワイヤー放電加工(ワイヤーカット)とは?

ワイヤー放電加工(Wire Electrical Discharge Machining)は、真鍮(黄銅)などの極細いワイヤー線(直径0.1〜0.3mm程度)を電極として使用し、糸鋸(いとのこ)のように金属を切り抜く加工方法です。

水や油などの加工液の中で、ワイヤー電極と工作物(金属)の間に雷のようなアーク放電を連続して発生させ、その熱(約6000度)で金属を少しずつ溶かしながら切断します。

ワイヤー放電加工の3つの強み

01
硬さを問わない
焼入れ後の高硬度鋼や、超硬合金、タングステンなど、切削工具の刃が立たない難削材でも、電気を通す材質であれば問題なく加工できます。
02
超高精度な輪郭加工
ミクロン(μm)単位の精度で加工が可能。歯車やスプライン、精密金型の複雑な輪郭を美しく切り出すことができます。
03
厚板や重ね切りが可能
厚い金属ブロックの切断や、複数の薄板を重ねて一度に同じ形状に切り抜く「重ね切り」が可能で、効率的に部品を生産できます。
⚠️ ワイヤー放電加工の弱点(デメリット)

「スタート穴」が必要:加工を始めるために、ワイヤーを通すための穴を事前にあけておく必要があります。
「止まり穴」や「底」が作れない:糸鋸のように貫通させて切るため、途中で止めるような底のある形状や、段差、立体的な3次元形状の加工はできません。
加工速度が遅い:少しずつ溶かして切断するため、切削加工(マシニング等)に比べて加工に時間がかかります。

ワイヤー放電と形彫放電の「決定的な違い」

放電加工には大きく分けて「ワイヤー放電加工」と「形彫(かたぼり)放電加工」の2種類があります。お客様から「これはワイヤーで依頼すべき?形彫で依頼すべき?」と迷われるケースがよくありますが、その違いは明確です。

比較項目 ワイヤー放電加工 形彫放電加工
電極の形状 細いワイヤー線(使い捨て) 銅やグラファイトで削り出した専用電極
切削のイメージ 糸鋸(いとのこ)で切り抜く ハンコを押し当てるように沈み込む
得意な加工形状 貫通穴・外周の輪郭・スリット 止まり穴(底がある形状)・複雑な3次元形状
スタート穴の有無 必要(ワイヤーを通すため) 不要(上から押し当てるため)

「ワイヤー放電」で断られる加工とは?

実は、他社にワイヤー放電加工を依頼して「うちでは加工できません」と断られるケースの多くは、ワイヤー放電の原理上不可能な形状(底がある、段差がある、貫通していない等)を依頼しているパターンです。

このような形状は、形彫放電加工の出番となります。電極そのものを目的の形状に削り出し、上から転写することで、ワイヤーでは不可能な複雑な「止まり穴」や「3次元形状」を実現できます。

どちらの加工か迷ったら、GAP.EDMにお任せください

STRENGTH 01

「ワイヤー」か「形彫」か、最適な工法をプロが判断

図面をお送りいただければ、当社が加工形状を判断し、ワイヤー放電、形彫放電、あるいは細穴放電など、最もコストパフォーマンスと精度が高い最適な工法をご提案します。お客様が「加工機の種類」に悩む必要はありません。

STRENGTH 02

協力ネットワークによる一貫対応

当社(愛知県・ギャップ・イーディーエム)は、超専門的で高度な「形彫放電加工」をメインに手掛ける放電加工の駆け込み寺です。自社の形彫放電・ワイヤー放電設備はもちろん、強力なパートナー企業とのネットワークにより、「外周はワイヤーカットで切り出し、内部の複雑な止まり穴は自社の高精度形彫放電で仕上げる」といった複合的な加工も窓口一つで一貫対応いたします。

STRENGTH 03

他社が諦める「超難加工」の最終到達点

「深すぎる」「大きすぎる」「タングステンなど素材が硬すぎる」といった理由で、他社に断られた加工こそ、私たちの真骨頂です。”製造現場の最後の砦”として、皆様の課題を完遂します。

QUICK ESTIMATE

「この図面、放電加工できる?」
まずは図面・写真をお送りください。

ワイヤーカットか形彫放電か分からなくても問題ありません。
図面(またはスマホで撮った写真)をお送りいただければ、加工可否と概算見積りを最短で回答します。

📝 無料見積り・加工相談をする

特急案件はお電話で:0561-55-7560

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