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焼入れ鋼・難削材の高精度加工|放電加工で対応できる材質と限界とは?

「焼入れされた金型部品、どうやって追加工すればいい?」 「HRC60以上の素材を加工したいが、切削では難しい…」

そんなお悩みをお持ちの方へ──

当社では、放電加工(EDM)を用いて、 高硬度材・難削材の精密加工・部分加工・補修対応を多数手がけています。

この記事では、焼入れ材や難削材に対して 放電加工がなぜ有効なのか、どんな材質まで対応できるのか、 そして実際の事例とともにご紹介します。


焼入れ材・難削材に加工が難しい理由

一般的なフライス・旋盤加工では、以下のような課題があります:

  • HRC55以上の硬度になると工具が摩耗・欠損しやすい
  • チタンやインコネルなどの難削材は熱伝導率が低く切削性が悪い
  • 焼入れ済みワークは切削時にひずみや微細なクラックが発生する

そのため、「加工できる業者が少ない」「再製作しかない」と判断されることも多くあります。

しかし、そうした材質こそ、放電加工の得意分野です。


放電加工(EDM)が焼入れ材に強い理由

放電加工は、電極とワークの間に火花を発生させて金属を溶融除去する非接触加工。工具の力を使わないため、

高硬度材(HRC60〜70)にも対応可能
応力・変形の少ない精密加工が可能
最小で±0.01〜0.02mm程度の精度実現
加工条件を調整することで焼けやバリも最小限

特に、焼き入れ済みの金型部品や、既に組み込まれた部品の一部のみの加工・追加工・再加工に適しています。


対応可能な材質一覧(例)

  • SKD11/SKD61(焼入れ済)
  • マルエージング鋼
  • インコネル(Inconel 718/625)
  • チタン合金(Ti-6Al-4V など)
  • SUS304/316L
  • プリハードン鋼(NAK55/PX5など)

「この材質、いける?」というご相談も、ぜひお気軽にお寄せください。


加工対応できる内容の一例

  • 焼入れ済部品への穴加工、溝加工
  • 破損・欠け部の形状再形成(溶接+再加工)
  • 微細なピン・角出し
  • 組立後に一部のみ加工が必要な場合
  • 肉盛り後の寸法合わせ

実例紹介:焼入れ材への放電加工

■ 事例1:SKD11焼入れ金型部品へのコーナーR追加

  • 【材質】SKD11(HRC62)
  • 【加工内容】角部にR0.5追加
  • 【精度】位置公差0.02mm、面粗さRa1.6
  • 【納期】受注〜加工完了:2日

■ 事例2:マルエージング鋼への深穴加工

  • 【用途】3Dプリンタ造形+仕上げ
  • 【加工内容】φ2.0穴 深さ25mmを±0.015mm精度で加工
  • 【効果】機能部の評価テストが1週間前倒しに

他社との違い|当社が選ばれる理由

✅ 三菱製形彫放電加工機(EA30 他)を複数台稼働中
✅ 焼入れ・溶接材・肉盛り後の加工などにも柔軟に対応
✅ 最短で即日対応・即見積が可能
図面がなくても現物確認での対応実績あり


「加工できない」と言われた材質でも、放電加工なら解決できるケースは多くあります。

✔ 再製作ではなく、加工で対応したい ✔ 他社で断られた難材・焼入れ品をどうにかしたい ✔ 時間がないからすぐに対応してくれる業者を探している

そんな時は、ぜひ当社に一度ご相談ください。

▶ 【お問い合わせはこちら】

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